□■□■今週のコラム□■□■□
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●糖尿病の養生
- 中年になると長年の生活習慣がさまざまな病として表れてくる。
その中でも最も顕著なのは、糖尿病である。
その糖尿病の養生方法としては、これまではカロリー制限が
一般的であり病院では今でも進めている。
しかし、最近では主食制限方法なる新たな養生方法が脚光を
浴びている。ご存知の方も多いとも思うが、簡単に説明する。- 主食である米、そば、うどん、パンなど主食としているものを
一切取らずに食生活を送るのである。この方法が好まれているのは
夜に晩酌が心配なく取れることもあって静かなブームをよんでいる。
糖尿病というのは、古くは江戸時代から蔓延していた病である。
当時は、一汁一菜で特に塩辛い沢庵や梅干だけで丼めしを食する
江戸に住む職人たちの間で蔓延していた。
余談であるが、お伊勢参りに半月歩いてくると、糖尿病がよくなって
そして御蔭参りに馳せ参じるということが流行していた。
そのくらい日本人とっては馴染み深い病なのである。
また、最近脚光を浴び出している養生として身体を空腹に追い込む
ことで、私たちの生命遺伝子を活用する健康法である。
どちらの方法ともにカロリー制限方法よりも理には叶っているように
個人的には思う。ただし、長年の生活習慣である食生活を変えるのは
なかなか難しい一面はある。
しかし、飽食の時代といわれる今日において、健康いう人間にいて
最も大切な問題と必ずしも比例しないのは皮肉である。
栄養を取ることで病気を生み出しているのが、飽食の時代ともいえよう。
また、これだけ長寿社会を生み出した科学技術の発展も健康に関して
どれだけの真理、真実を捉えているのかと考えてしまう。
もちろん糖尿病に関しては、生活者の認識不足、理解度の低さに
問題があるのではあるが。
中年なったら糖尿病に関する知識を得ることをお薦めする。
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